活動方針
1.子どもの生活の場である学校教育現場に、「作業療法の有用性」「作業療法士の存在」を知ってもらい、作業療法が子どもたちを支援する一つの視点となりうることを示す。
2.作業療法士の医療・福祉等の専門的な知識と技術を活かし、学校現場と連携をとるためのシステムを確立する。
3.特別支援教育と作業療法の連携のあり方の、一つのモデルとして全国に発信する。
具体的な活動内容
*学校現場への訪問・相談、支援方法の資料作成
*学校で行われる校内研修会や教員研究会などへの講師の派遣
*研修会の開催
1)学校訪問
OTチームによる訪問件数:1件
2)久御山町4歳児サポート事業への作業療法士派遣
久御山町が行っている4歳児サポート事業へ認定こども園に作業療法士を4回派遣した。発達が気がかりな幼児の評価並びに関わり方についての助言を行った。また、職員を対象とした研修会「注意に課題のある児のアセスメントと関わり方」を実施した。
3)冊子の改訂
冊子「特別支援教育に活かす作業療法の知と技(2011年改訂)」の再改訂を行なった。今回の改定では、内容については、作業療法士の専門的な視点を発信することを目的に、「作業分析」「P-E-Oモデル」に基づいた分析と支援例を掲載した事例集とした。また、冊子の装丁ならびに中身についてもデザインを一新した。印刷された冊子は日本作業療法士協会、47都道府県士会、文部科学省、厚生労働省、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府下の地域支援センター、京都市内の育支援センターに送付した。
4)WEBセミナー開催
テーマ:「冊子『特別支援教育に活かす作業療法の知と技』の使い方」
内容・講師:
「特別支援教育OTチームの活動報告」 中川 瑛三 氏(家森クリニック)
「冊子の紹介」 草野 佑介 氏(京都大学医学部人間健康科学系専攻)
「事例紹介①」 川崎 勇輝 氏(つるの家)
「事例紹介②」 足立 ひとみ 氏(聖ヨゼフ医療福祉センター)
5)その他
①中学校訪問の実践に関して、一般社団法人日本LD学会のLD研究に論文投稿し、採択され第30巻第一号に掲載。
タイトル:「地域の中学校における作業療法士の活用―3名のケースシリーズを通して-」
著者:白石純子(家森クリニック)、草野佑介(京都大学医学部人間健康科学系専攻)、杉村喜美子(聖ヨゼフ医療福祉センター)、加藤寿宏(京都大学医学部人間健康科学系専攻)
特別支援教育に活かす 作業療法の知と技 2022(第3版) ➤➤
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<特別支援教育に活かす作業療法の知と技 改訂版>
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