自助具専門アドバイザーOTチーム

1.部・委員会名

事業局> 公益部> 自助具専門アドバイザーOTチーム

2.主な活動内容

京都市長寿すこやかセンター相談事業における福祉用具改造・フィッティングに関する専門相談員として赴き福祉用具の利用者やその介護者に対し、作業療法士としての専門的な知識及び技能をもって指導にあたる.

3.本年度活動予定

原則 毎月 第2・4週目の木曜日&土曜日(10時から16時)
*「ひと・まち交流館 京都」1階の「京 自助具館」の活動日です.

4.会員へ向けてメッセージ

 自助具とは,主体的な活動の獲得を援助する道具であり,作業療法の専門分野としての位置付けがなされている重要な治療手段です.更に,個々のニーズに応じてその人らしい自助具をオーダーメイドすることで対象者の生活をより豊かにすることが出来る可能性を秘めています.しかしながら臨床場面において,「アイデアはあるが,どのように製作すれば・・・」「リーチを考えれば長さが足りないが,もう少し長くするにはどうしたら・・・」など苦悩する場面に直面することがあると思います.知識とアイデアはあるが,製作などに関しては,技術や時間的余裕などの問題で壁にぶち当たってしまう….作業療法士として歯痒い思いをした経験がある方も少なくないはずです.この様な問題を解決するべく,ボランティアで自助具製作を行っている専門集団が全国には幾つか存在します.古の昔から,京都は織物などの手工芸が盛んであり,ものづくりが盛んな土地です.そのものづくりの職人が自助具を製作している「京 自助具館」というボランティアグループが「ひと・まち交流館 京都」に存在します.平成24年度より「京都府作業療法士会 自助具専門アドバイザーOTチーム」が発足し,共に対象者の主体的な活動の援助を行ってきました.作業療法士としての“専門知識”とものづくり集団の“技術と経験”が連携を深めることで,対象者の主体的な活動の獲得を援助しQOL向上を図れる可能性が何倍にも膨らんでいきます.
皆さんも,ぜひものづくり職人たちが製作した自助具を実際に手に取り,職人たちの技術を活かす“自助具専門アドバイザー”として,職人と作業療法士の連携について京都から発信していきませんか!見学だけの方,アイデアが欲しい方,製作したい方など大歓迎です. お気軽にお越しください!
※ご見学希望やご質問等ご連絡は京自助具館kyoto.jijyogu@gmail.comまで